世間知らずの私が、カルチャーショックに出逢った日


by nannka-nannka

3月19日 帰省

おはよう。
セネガル空港で、今は機内に居る。
朝は5時前に起きて空港に着いたのが6時。
搭乗手続きや荷物にかなり手こずって、ようやく7時に搭乗口へ。
セネガルに来て、この帰る間際に初めて時計を見た。
夜明けと共に起きる私は、スゴイ早起きだと思っていたら
なんと日の出は7時過ぎだと分かった…普通じゃん(笑

この機では窓側に座れた。
でも窓がすごい汚くて外の景色が見えない。
写真も取れなさそう…。
今回は3人並んで席に座れた。

今、食事をした所。
air moroc のパンは冷たい。
そしてカタイ。
そしてマズイ。
今は砂漠の上を飛んでいる。
砂漠の名前は分からないけど、初めて本物の砂漠を見た。
見渡す限り砂だらけ。
茶色一色の世界。
小さな国だろうか…建物が密集してるのが遠くに見える。
景色が少しずつ変わってきた。
ゴツゴツとした岩山の様なものが見える。
ここはどこなんだろう。
砂漠に見えたのは砂の波。
どこに向かって押し寄せるんだろう。

ジェットエンジンの真横なので、外の景色が全く見えない(-`ω´-;*)

本当に何もなく広い砂漠だ。
こんな広大な砂場の真ん中にポツンと置かれたら、もう
さ迷い歩いた挙句に死んでしまうんだろう…。
地球って本当に色々な場所があるんだなぁ…。
極寒の地、灼熱の地、海や砂漠…でかいな。



今はモロッコ(カサブランカ)を出る所だ。
通路側の席で超ガッカリだ。
景色も見えずに15時間…体罰ですか…∑(゚д゚lll) ?
眠るしかない。
次はドバイだ。
ココの乗務員はイチイチうるさくてやだ。
荷物がデカイから持ち込めないとか、私のは大き過ぎるから足元に
置けないとか…。
行きの時はそんなにうるさくなかった。
小さい子供を連れているんだから、荷物が少し大きいのは仕方ないだろ!
あ、でも、行きは窓側だったからかな…。
通路側だと邪魔になるのかも。
通路側…イヤだなぁ…。
ドバイからは窓側に座りたい。
それも14~5時間乗るから…。
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# by nannka-nannka | 2008-02-15 14:01 | 帰国

3月18日 宗教と観念

ついに来た。
明日には飛行機に乗る。
日本に帰って、この体験を両親や友達に伝えたい。
ここの生活は本当に勉強になったな…。
仕事や健康のありがたさ、水や電気のありがたさ、日本に生まれたありがたさ。
そしてこの国の人の優しさ。
帰ったら、忘れない様にこの日記をまとめよう。
写真も入れて。
セネガルは日本に比べて半世紀くらい遅れている様な感じだ。
だからこそ少し、愛おしい気がするのかもな…。
人も文化も生活も。

昨日、残りのワンピースが届いた。
とても可愛い。
ママとアイダが息子にも服を4枚仕立ててくれた。
どれもとても可愛い。
帰ったら服を全部着せて写真を撮りたい。
私も撮りたい。
どれもこれも本当に可愛い。
こんなのを見ると自分でも作ってみたくなるけど…まず、無理だな…(´-ω-`)

セネガルの朝にスズメは鳴かない。
ウグイスの様な緑色の鳥が「チュピピ、チーチー」と鳴く。
大きさはスズメの1.5倍程で可愛い鳥だ。
スズメもいるが、緑色の鳥の方が声が大きいから余り存在感を示さない。
今日は日曜日だそうだ。
セネガルに来る時は夜に向かって飛んでいたが、日本に行く時は
朝に向かって飛ぶ。
セネガルは日本の-8時間らしい。
来る時は1日半、帰る時は丸々2日掛かっているのに過ごす時間は
同じだなんて、何だか不思議…。
それが時差ってもんか…。

自分の好きな曲が恋しい。
ここに居るとセネガルの音楽やレゲーばかり流れていて、もう飽きた。
たまに違うのが入ったと思えばラテン系だし…(´-ω-`)

今、ひとしきり息子と遊んだ後だ。
息子は飽きて父ちゃん所に行った。
ママと父ちゃんは今、米を袋に分けて入れている。
日本では米って通常10kg入りだけど、ここでは通常50kgだ。
ビニール製の麻袋みたいのに入って売られ、まるで肥料か何かの様に
床にどっかり2袋置かれていた。
ってコトは100kgだΣ( ̄□ ̄;)
一般家庭では、これをどのくらいで消費するのか…。
やっぱり何でも大きいんだな。
ここに来て1ヶ月…物売りが家々を回っているのを毎日見かけた。
アイスを売る男の人も、手作りのカートを引いて歩いている。
財布をまとめて片手に吊るして売っている人、
卵をボール紙に並べ、頭に乗せて売る人、
服を持ち歩いて売る人…
一番印象的で写真を撮りたかったのはコーヒーを売る人。
ドラム缶を縦半分にカットした様な形で、タイヤの付いた店の様な物に
ネスカフェのペイントがしてあり、インスタントのネスカフェとお湯の入った
ポット、紙コップを乗せている。
それを押して歩きながらコーヒーを売っていた…あれは可愛かった…。
変な物好きな私のツボにサクッと来た(*゚∀゚*)
道でフルーツを売ってる人が多くて、それを見る度に並べられたフルーツの
色の美しさにハッとしていた。
チャンスがあれば写真撮りたい。

今の時間は分からないけど、多分そろそろ昼になる頃だろう。
ここは、ほぼ1日中お祈りの声がモスクから流れている。
夜中1人で目が覚めた時に聞こえると安心するけど、朝方聞こえると
目が覚めてしまう。

あのお米。
小分けしていた100kgのお米は家で食べる物ではなく、
子供達に配る物だった。
マラブーに言われたのだそうだ。
数十個の袋にまとめていたのは、その為だったんだ。
子供達がこぞって来て、お米をもらっては何か同じ言葉を言っていた。
次は若い男女、残り3つはアイダがどこかへ持って行った。
赤ちゃんか、お婆ちゃんか…。
マラブーに相談した事や、先々に祈願する事があると指示を受けて
こんな風に食べ物を配ったり、モスクに持って行ったりするんだそうだ。
こういうのも、何だか良い…。
自分の将来を案じて、他人に何かを施すって良い案だと思う。
それを言われて普通に出来るのもスゴイ事だと思う。
イスラムと私の信仰の教えは、似ている所が幾つもあって面白い。
宗教が生活に密着していて、分け合う事が習慣や行事になっているって…
なんだか『共存』という言葉を思わせる。
独り占めにするのではなく、与え合い、分け合い、思いを遂げるという事が
この国の基礎になっているのには驚きだ。
分ける事に感謝し、与えられる方も感謝して受け取る…
人間らしい循環だと思うのは私だけかな…。

アイダが私の足の爪を赤く染めてくれた。
キメの細かい土を水で泥状にして、足の爪に乗せてゆく。
フーダンと言う名前らしい。

今は夕方。
バタバタしていたが、ザッと荷物の整理が終わった。
あとは明日、着替える時に荷物を詰めなおせばOK。
歯ブラシセットもしまって髪を整えて、靴を履いて出よう。
さっきアイダにしてもらったフーダンは、まだ付けたまま。
シャワーで流せば良いそうだ。
マラブーにもらった何かをシャワーの時に浴びる様に言われた。

息子が父ちゃんに怒られて泣きながら走ってきた。
火に掛けた油のそばでフザケて、転びそうになったらしい。
火傷はもう勘弁だ…Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ~~~~!!
あんなに困ったのは初めて…Σ(゚Д゚;o)
でも、ここって子供にとっては危険な環境が多い。
火を使うのも低い位置だし、子供の手の届く高さに危険な物が多い。
女の人で顔にハデな傷跡がある人も多く見たが、そのせいかも。
子供の安全には気をつけたい。
腕や肩にもひどい傷跡を残した人も見た。
それが結構ザラで驚いた。
ラマやアイダには、そんな傷は付いていなくて良かった。

今、マラブーに貰った、おまじないみたいのをやった。
一気に寒くなった。
でも、コレでアレだけ沢山の願いが叶うなら安いもんだ。
全てが叶うわけではないだろうケド、良い方向には行くらしい。
信じるけど。
現在の状況は、私に言わせると落ちる所まで落ちた状態。
あとはエッコラ エッコラと登るだけ。
私には、生まれてからずっと与えられる幾つもの試練があるけれど、
ちゃんとポイントに分けられてるし、所々で救いの人や、キッカケも与えられる。
越えるべくして与えられる試練なら、いさぎよく越えて見せます。
でも、飛行機が落ちるのだけは絶対やだ。
命的に息子を巻き込むのだけは絶対に御免だ。

今夜を越えればセネガルともお別れだ。
嬉しい様な寂しい様な…複雑な気持ち。
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# by nannka-nannka | 2008-02-15 13:30 | 信仰・観念

3月17日 母国と本音

おはよう。
起きてからトイレに行って、息子の歯を磨いてしばらく経ったので
起きて1時間以上経つのかな…。
でも今何時か分からない。
今、部屋に又1人でいて、ベランダから外を見ると、昨日の男の子がいた。
両目でウィンクしたので分かった(笑
また手を振ると親指を立ててニコニコ…(。-∀-)ニヒ
本当にこの国の人は、人なつこい。
挨拶をすれば、みんな友達みたいな感じになっちゃうのがスゴイよね。
そーゆー所、好きかも(笑

今、羊にオレンジの皮をあげてきた。
特にお母さん羊に。
沢山お乳を出して欲しいから。
ここでは羊の足にヒモを付けて地面の杭に繋ぐ。
夜になると家の中に入れて、朝まで置いておく。
朝には床が羊の排泄物で汚れている。
それを洗剤や水をまいてサンダル履きの素手で掃除する。
私にはとても…っつーか、絶対出来ない…。
羊も私に慣れて来て、手に何かを持っていれば食べ物だと思って寄って来る。
昨日なんかシャワー用の熱湯を持って、戸を開ける為に一度下に置いたら
それをオスの羊が飲もうとした。
「危ない!」と、思わず焦って、平手で羊の頭を思いっきり叩いた。
子供を「危ない!」と叱った時と同じ心理だった。
シャワーに入りながら少し笑った。
自分の行動のオモシロさに…ププ―(*゚艸゚)―ププ

又さっきから水が出ない。
トイレに行った時は偶然チョボチョボ出てくれたので助かったけど
今はサッパリ出ない。
いつ~いつまでっていうお知らせ的な物もないからスゴク不便だし
いつまで我慢したら出るのかも分からない。
私がトイレに行きたい時、水が止まっていても父ちゃんに言えば
どこからともなくペットボトルに入った水が出てくる。
どうしてかとアイダに聞いたら、頻繁にある断水に備えて常時水の汲み置きを
していると言う事だった。
なるほど…。

今、家の中をグルッとと、外を少し写真とって来た。
家の前の通りでいつもお店を出している人、ずっと気になっていて
今日、やっと撮らせてもらった。
ニコニコ顔の可愛いお兄さん。
私に気付く前は、チョットぼんやりして、お客さんもなく淋しそうだったけど
私が行って写真を撮って歩いているのを見て、目が合った時、
急にニコニコしていた。
ジェスチャーで写真撮りたいと伝えると大きく2回うなづいたので
撮らせてもらった。
「メルシー」と言うと笑顔で手を上げてくれた。
その横で新聞を売ってた人は人差し指を出して「撮るな」と言う顔をしていた
ので、やめた。
ひとしきり撮ってフィルムを1本使った。
もっと何か面白い物撮りたいなぁ…。
もう少ししたら、また外に出てみようかな…。
今日は暖かい。

今、息子と何となく外に出たら義妹のラマがいて、
息子にアイスを買ってくれた。
ピンクと白のマーブル模様のアイス。
食べると練乳の味がした。
練乳に色を付けて凍らせたのか、ドロドロ溶けて手に流れてきた。
凍らせ方がユルイらしい。
で、ベタベタになって、大体食べたので手を洗うと、指がピンク色に…∑(゚д゚lll)?
この着色料って…一体…(`ω′;)
息子が食べている所を写真撮ったけど…多分もう食べない。
それ程 美味しくもなく、甘いだけで、手がピンクに染まるアイス…(;・∀・)
買ってくれたラマの親切には感謝…。


ここにいて、私が息子を叱ると誰かが助けに来る。
息子が泣いたり、叫んだりすると必ず誰かが、私から息子を離しに来るので
しつけにもならない。
私が叱りすぎるんだろうか…。
まぁ別に、日本に帰ってから大変なのは、甘やかされた息子なんだけど…。


リビングで、家の裏の様子を見ていたんだけど、10人くらいの女の人が外で
鍋を囲んでご飯を作っている。
家族分のだと思うが、やっぱり量がハンパない。
玉ねぎだけでタライひとつだ。
ここの料理は玉ねぎをよく使うが…にしてもタライに一杯ってスゴ過ぎ(*゚Д゚*)
イモも大きな洗面器にひとつ。
鍋は業務用のズンドウ。
コレ、多分1食分だよ。
一夫多妻って、男の人はお金を稼いで養うのだから…大変な事だ。
食費だけでも何十万だろう。
だって一食分の一素材がタライ一杯だ。。。
実家の店でもそんなの見た事ない。
せいぜい直径50cmのボウルに入るくらいだ。
つくづくスケールの大きさと、ケタの違いに驚いてしまう…。


先日、ここの家主のお婆ちゃんがソモンへ行った。
昨日までニギヤカだったこの家の中…。
気が付くとママの家族以外の人が誰も居なかった。
今、気が付いた…。
どうりで家の中が混雑せず、スムーズに事が進むと思った。
でも人数多いけどね(笑
私達を入れても9人だし。

お腹すいてきた…。
私の大好きなひろちゃんは、何処に行っても、ご飯を美味しく
食べられるって言ってたのを思い出した。
羨ましいな…。
逞しくタフなひろちゃん…私の大好きなひろちゃん…会いたい(TωT)
父ちゃんは地元に帰って食べ慣れた味が嬉しかろうと思っていたら
「早く日本に帰りたいよ」と言われて、思いがけず笑った。
彼自身もココの食べ物は胃に重いと言っていた。
生魚以外は日本食が好きだと、そういえば本人も言っていたな…。
みんな自分に合った味があるんだな…国籍を越えて…。

さっきアイダに連れられて隣の家に行って来た。
色々な、沢山の女性がいて、テーブルを囲む真ん中の席に男性が
1人座っていた…この家のご主人か…。
それぞれに挨拶して握手して来た。
キレイな女の人が何人か居てエジプトっぽいアイメイクをしていた。
似合っててステキだった。
ここでもウィッグを付けてる人がいた。
なんだか中心的人物らしき女性と握手もした。
とてもゴツゴツした分厚い手をしていて驚いた。
女性であんな男みたいな手の人は初めてだ。
骨格なのか…それとも沢山働いた苦労人の手なのだろうか…。
どの道、セネガルの女の人は皆、とても働き者だ。
こんな奥さんなら何人でも欲しい…。
あ!だから一夫多妻!?
…いや、違うか…┐(´∀`)┌

ところで、義妹の二人はなかなかモテる様だ。
外に出れば知り合いからも、よく声を掛けられていた。
ラマは庭先で口説かれている様子も…(´艸`)


気付いたんだけど、長屋の様な家々の集まりの庭や玄関先には
必ず木が3本ずつくらい植えられている。
おそらく日中の日差しを防ぐものだろう。
昼過ぎや夕暮れ時には、人々が庭先の椅子や、低い囲いの段に腰掛け
めいめいに談笑したり景色を見ながらのんびりと過ごしている。
国柄だなぁ…。
日本じゃみんな、それぞれの時間を持て余す事無く働いたりして忙しく、
夕方には帰路につく人で道はあふれる。
過疎化の進む地元じゃ、そんなにひどくはないけど。
田舎とは言え、あまりのんびりはしてないかもな…。
私が子供の頃には国道沿いの家の前に腰掛があって、町のお爺ちゃんや
お婆ちゃんが買い物帰りに座って休んでいたり、
仕事の合間に父さんが座って車の通りを眺めながらタバコを吸っていた。
今では田舎でも、そんな光景は見られなくなったなぁ…。
いつからだろう…ちょっと寂しい…。
夏には通りで花火をしたり子供達で連れ立って虫を取りに行ったりもした。
それはゲームが普及する前の話だったかな。
まぁ、日本には四季があるから1年中外でマッタリりは出来ないけど。
私は日本が、四季が分かる方が好き。


今、外で息子と遊んでいた。
日本では父親は余り子育てに関わらない人が多いが、
セネガルの父親は厳しいらしい。
さっきの話だけど、1歳半くらいの男の子が息子と遊んでいた。
で、息子は父ちゃんに抱っこされていて、その子は少し離れた所で
遊んでたら、その子の父親が来て、心配して探していたのか怒っていた。
それで、その子の両腕をバシバシと1回ずつ叩いた。
その子は泣いていたけど、少ししたらケロッとして又こっちで遊んでた。
父ちゃんを見ているとセネガルの男の人は、子供を叱らないイメージがあった。
それは父ちゃんの弟達を見ていてもそうだったが、一概にそうとは限らないと
分かった。
父ちゃんがそうでなくて良かった。
だって、私が良く怒るから(笑


今は夕方…なんとなく楽しい1日だった。
写真沢山撮れたせいもあると思うけど。
帰ったら英語と仏語を勉強したい(取り合えず意気込み(汗)。
話が通じないってツライから(・´з`・)


今日の夕食も卵とトマトだったが、その他にレタスと生のズッキーニと
生のピーマン、辛い鶏肉が付いて来た。
息子も一緒に食べていたけど、辛くて泣き出し、それでもトマトを3きれ食べて
逃げて行った。

今、アイダに本を借りて見ていた。
ファッションとかヘアースタイルが載ってるやつだけど、面白かった。
ので、アイダに2冊くらい欲しいと言ったら仕立て屋さんが来たら
あんなのを沢山持っているから聞いてくれるって言ってた。
明日は最後の日なので、アイダに足の爪を染めてもらう。
夕方にはのんびり夕日でも眺めて終わらせようかな…。
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# by nannka-nannka | 2008-02-14 15:25 | 人々