世間知らずの私が、カルチャーショックに出逢った日


by nannka-nannka

カテゴリ:物のスケール( 1 )

朝からダウンタウンに行って来たが、やっぱりみんな高くするので
なかなか思う様に買い物がはかどらなかった。
今 買って来たのは、やかん3つ・アフリカンパンツ6枚・ジーンズ2本
服3枚・なぜか布2枚。
ダカールの町を歩くのはとても疲れる。
坂も多いし、砂やゴミだらけで歩きにくい。
ゴミは主に透明なビニール袋が大半を占めていた。
しかも街が入り組んでいて、自分が何処を歩いているのか分からない。
月曜日は全ての店が開いていた。
店を持たずに商品を持ち歩いて売ってる人も結構いた。

何をか忘れたが、何かを待っている時、なんとなくビルを眺めていると
そこはアパートらしく、ベランダが団地の様に並んでいた。
そしてチラホラ見える、ベランダの大きな物体…。
じっと見ていると人が来て扉を開けていた…冷蔵庫だ。
しかも、なぜみんなベランダに置いているんだろう…
こっちではそうらしい。
見えた冷蔵庫は全てデカかった。
あ、だからかも。
冷蔵庫があるって事が分かった。

次はママが息子のお守り、注文してたのを取りに行くと言い裏通りへ。
細い路地を進み、家が密集する中の一角に着いた。
そこは家に囲まれた小さな広場にある小さなお店。
立ったまま、その一角で待つ。
他国の家庭の切り取られた1部を観察するのは面白い。
昼時だったのもあり、女の子が2人、ご飯支度をしていた。
その量がスゴイ…。
一体家族は何人…、いや、何十人居るんだろう。
全てが業務用サイズ。
鍋も大きいけどオタマみたいなかき混ぜるヤツが、もうスコップ並みヮ(゚д゚)ォ!
セメント混ぜるみたいに、ご飯混ぜてるんだ…
で、タライみたいのに味の付いた炒め物みたいのを入れてた。
そう、大きさ的に全てがタライや洗面器仕様なんだよね(笑
すごく大きいの。
私の実家が食堂やってるんだけど、ウチで使っている鍋とかと同じ大きさ。
で、多分アレは家族の1回分の食事量だと思う。
ホントに大家族が多い。
一夫多妻だから当たり前なんだけど…。
売ってる物も大きいものだらけ!
350gのマーガリンより2Kg入り、300gのチョコレートより5kg入り…
なんとバケツサイズ(笑
バターやなんかも同様。
家族が多いと売るものも大きい。
コレにはビックリというより、目新しい物ばかりで楽しくてワクワク(*゚∀゚*)
用も無いのに買いたくなる(笑
私も買ってみたい…2kgのマーガリン、5kgのチョコレート…
絶対余すから…ヾ(´囗`。)ノォィォィ

皿も、すごく大きな物ばかり売っている。
直径50cmや1メートルの皿なんてザラだ。
カップも大きい。
そして大きい物を買って、余す事が無いのも又、すごい事だ…。
核家族化が進む日本に生まれた私は、子供の頃7人家族の自分チが
大家族だと思い、今でもそう思っていた。
ココに来るまでは…(*゚Д゚*)!!
でも、こんなに沢山の人間に囲まれて生きていると心は豊かになると思う。
少なくとも疎外感と言う物に苛まれる事はなさそう。

息子は鉄製のブレスレットのお守りを貰っていた。
ちゃんとイニシャルが入っていた。
キレイな飾り彫りの物。

帰る頃、木のカタマリを乗せているリアカーがあってソレを売っているらしい。
何かと思って近付いてくと父ちゃんが「ココナツ食べる?」と言う。
「あ~、ココナツか!」と思い、食べる事にした。
南国といえばココナツ…食べるしかないでしょ(笑
丸いココナツの上部をナタでスパッと切るとゴツゴツの涙型の木の中に
白く丸い空洞があって、その中に一杯水が入っていた。
「おいしそ~」と思い、飲んでみるとマズかった…(`ω′;)
シブイ味の水で、木の味がする。
頑張って半分飲んだけど、後は父ちゃんにあげた。
飲み終えたココナツを半分に割って中の白い実を店の人が出してくれた。
乾燥した物しか食べた事が無い私が生のココナツの実を食べる貴重な体験…
マズかった…(゚д゚lll)
ココナツは乾燥したのに限る…。
1回食べたので良い経験になった。
次はヤシの実に挑戦したい…。

で、思ったより沢山の荷物を抱えて帰る…


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家に着き、疲れてまったりしていて「あ~もうすぐ寝ちゃうな~…」って時に
マラブーが来た。
居る間中眠くてボーっとしていた。
今、父ちゃんは私の昼食を買いに行っている。
シェハおじさんが氷を持って来てくれた。
マンゴージュースでも飲もうかな…。

モスバーガー食いたい。
こっちのバーガーは衛生面でチョット怖い。
そして私にとってはムダに辛い…。

アイダに青い布のプレゼントを1枚貰った。
嬉しい(*゚∀゚*)
夕方、近くのマーケットに行くと言っていた。
また、みんなで繰り出すんだろう…☆⌒d(´∀`)ノ


帰って来た。
プラプラしてきた。
町では、よく目が合うと手を振ってくれたり、挨拶してくれたりする。
子供なんかも…。
この国の人は本当に優しく礼儀正しい。
女性を大切にする国の様で、気付かずに私の行く手を阻んだ男性は
子供であっても胸に手を当て頭を下げて詫びる。
さっきもダウンタウンに出た時、私の前に自転車で向かってくる男の子が居て
アイダがその子の自転車のハンドルを掴んで止め、叱り付けていた。
良い環境だと思う。
悪い事やマナー違反を大人が叱る。
日本も昔はそうだったのに…。
その辺、セネガルが近代化して来たとしても変わらないで欲しい所だ。


荷物をキレイに入れ直そうと思ってスーツケースを開けたけど、
まだ使う物とそうでない物、帰りには要るが今は出さない物なんかがあって
結局、買った物を詰め込んで終わった。
帰る前日に用意しよう…今は無理だ。
仕立てた服が出来たら、また更に荷物が増えるんだった。
スーツケース締まらなくなったらどうしよう…(;・∀・)
無理やりにでも入れなくちゃ…。
子供用の消耗品も多く入れて来たし、来た時よりは内容量は減っているはず
だから何とかして全ての荷物を入れたい。

ずっと思っていたが、ココに来てから修行の様な生活だ。
不便で不便で仕方ない。
今、息子が「おうちに帰るぅ…」と泣き出した。
さすがに2才児にこの環境はキツ過ぎたか…。
誰より、息子には一番過酷だったかもな…肉体的に…痛いことばかりで…。
私は環境的にキツかったな。
不衛生な環境と土埃…だめだった…。
息子の手足が、自分の手足が、気が付くといつも汚れている。
「ゴウに入りては…」と言うが…この環境には、やはり馴染めない…。
砂にまみれているとは言え、羊のウンチをほとんど素足で踏み付けている
この状況がダメだ…。
ビーチサンダルの生活は、素足で歩いているのと同じだ。
生活に当たり前に付属していたアイテムが無いのはキツイ。
子供に危険の無い高さに設置してあるガスコンロ、これは重要だ。
まな板も包丁もない。
こっちの人は小さいナイフで料理をし、皿の上で切る。
文化が違うと言う事は、生活環境から当たり前に違うんだと、今回痛感した。
コレも合う合わないがあるので、日本人全てがダメと言う事はないだろう。
あくまでも『私』が合わないだけの話だ。
プライバシーが守られた上でタラタラと気楽に過ごせるって、実はすごく
貴重な事だったんだ…。
高校でてからずっと1人暮らしだったから当たり前の事だと思っていた…。

ふと思ったけど、コレって避難訓練にもなってる気がする。
日本で大地震とか来て家が壊れたりした時、その後の生活を左右する手段を
今、学んでいる感じもする。
文明に頼らない生活は逞しい。
それなら今のうち、こっちで色んな事を身に付けておかなきゃ(`ω′;)
この時間を大事にしなきゃ…。
そして帰ったら、安全で快適な生活に感謝して生きなくちゃ…。
快適面での『当たり前』って言うのは、ホントは無いんだ。

寝る前に父ちゃんの家族とそれぞれ一緒に写真を撮った(。-∀-)ニヒ♪
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by nannka-nannka | 2008-02-11 18:43 | 物のスケール